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がみ流

がみ流

□□□俳句□□□

高校時代に、校内新聞用に書いた俳句です。





「彼の人の本耽読す桜桃忌」

『桜桃忌』と言うのは太宰治の命日です。夏の季語なんですね。ちなみにヤガミは太宰ファンではないので、作品を読み耽ったコトはないです。大嘘です。


「木枯らしの帰れと囁く待ち惚け」


<作者の気持ちが直接伝わってくる>という評をいただいたのですが、木枯らしの中で誰かを待ってた覚えはないです。大嘘です。


「蝋梅や風に乗る香に頬緩み」


推敲前は「風運ぶ蝋梅の香に頬緩み」。ま、どっちでも良いのですが。蝋梅は冬の季語ですね。


「硝子玉忘れしごとき若葉雫」


<大変美しい句>とか<作者の美しい心根を表している>とか有り難い評をいただきましたが…何だかなぁ。雨上がりの若葉の上の雫がビー玉みたいに見えたんですね。


「わが思ひ掻き消しままに蝉時雨」


推敲前は「恋患い掻き消してしまえ蝉時雨」。うるさい蝉の声で耳の感覚が麻痺するように、心の感覚も麻痺してしまえば思い悩まずに済むのに…って意味です。思い悩んだコトなんてないんですけどね。大嘘です。


「足指の柚子をからかひ長湯かな」


実際、柚子風呂に浸かり、足で柚子をつついて遊んでました。遊びすぎて風邪ひきました。病気予防の柚子風呂なのに…。


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